動画の作り方をマジで学びたい人だけ読んでね!ユーチューブ動画を作るための9ステップ


ユーチューブチャンネルを運営して二年半がたちました。エクセルを教えるというシンプルな動画を作ってきましたが、めぐりめぐって、グーグルやVALUのようなイケてる新サービスを取り上げるチャンネルに進化してきました。ちなみにぼくのチャンネルはこちら、おさとエクセルです。この記事は、ぼくがユーチューブ運営を通して得たノウハウを「ユーチューブ動画を作るための9ステップ」としてまとめたものです。追記を繰り返しアップデートしています(最終更新 2017/7/17)。クリエイターのみなさんのお役に立てれば最高です。

動画を作るための制作ワークフロー

  1. 動画テーマに関する知識のインプットと情報の取捨選択
  2. メッセージ決定と構成確認
  3. 機材セッティング
  4. 収録・撮影
  5. データバックアップ・保存
  6. サムネイル作成
  7. 編集
  8. アップロードスケジューリングとSEO対策
  9. ソーシャルシェアと視聴者コミュニケーション

1. テーマに関する知識のインプットと情報の取捨選択

動画テーマ選択は、視聴者のニーズをベースに行うのが基本である。ウェブサイトを運営している方であればGoogleAdWordsキーワードプランナーを利用して検索ニーズを掴んでいることだろう。しかしYouTube動画における検索ニーズは、このツールを用いて得られたボリュームとは一致しない。YouTubeの場合、検索ボリュームの具体的数値は可視化できない。しかし、YouTube内の検索ボックス内でキーワードを入力し、出てくるリストをもとに検索ニーズを推測することはできる。

例えば、マイクロソフトエクセルの使い方に関するコンテンツを作るにあたって、毎回の動画でテーマを設定することになる。YouTube検索ボックスに「エクセル」と入力すると、いくつかのキーワード候補が出てくる。これらをすべて書き出して、検索ニーズを捉えればよい。その結果「エクセル VLOOKUP関数」のように、ひとつの関数が動画のテーマ候補となる。

動画テーマが決まれば、周辺知識のインプットを大量に行う。「すでに知っているテーマだから、知識のインプットはいらない」と思ってしまうと失敗する。たとえすでに知っているテーマでも、新しい発見が必ず見つかるはずだ。同コンテンツを提供する競合がどんな伝え方をしているのか注意深く考察しよう。構成のおもしろさ、使用例の分かりやすさ、音声や映像の伝わりやすさ等、視聴者目線とコンテンツクリエイター目線の両方で見ると良い。事前準備に時間をかける気概と習慣がある人は、いいコンテンツを継続的に生み出せるようになる。

2.メッセージ決定と構成確認

メッセージ決定においては「1動画、1メッセージ」を基本の型にする。理由としてはシンプルで、視聴者を混乱させないためだ。また、メッセージが複数個にまたがると、その分の説明時間が必要となるため、ひとつの動画が長くなってしまう。ノウハウ学習系の動画は、視聴目的の強い視聴者が多いため、動画を通しで見る傾向が強い。しかしながら、まずは「1動画、1メッセージ」で短い動画(2:30~3:30)をつくっていくことをオススメする。

メッセージが確定したら、次は構成を考える。構成は極めて重要だ。学びの「導線」をきちんと設計したい。少しでも余計なことをベラベラしゃべると、すぐにその動画は消されてしまう。初めて自分のチャンネルに訪れた視聴者は、どこの馬の骨ともわからない「あなた」には関心がない。タイトルに書かれたテーマに対する「メッセージ」に関心があるのだ。メッセージがスムーズに伝わる構成を考えるべきだが、その構成内に「人」を感じられない動画もまたダメである。だからこそ、自分らしさを絡めたメッセージをいかに導線内に組み込めるかが鍵となる。人はあくまでもサブであり、主役になってはいけない。視聴者が求める学びの環境を次のように構築しよう。動画構成の基本としては次の型を参考にしよう。

  1. イントロ
  2. 動画の導入部には、その動画で伝えようとすることを端的に伝える。ダイジェストとブランディングイントロを添える場合は10秒以内で終えることを意識し、その後お決まりのセリフと音楽によりコンテンツの中身が始まることを視聴者に訴える。

  3. メッセージ(結論)
  4. この動画で伝えようとしているメッセージを丁寧に伝える。必要に応じてタイトル(字幕)をつけながら行うとよい。ここまでで、視聴者のメッセージ理解が100%成立していることを目指す。

  5. 具体例
  6. ノウハウ系の動画を作る場合は、実際に使用している様子を撮影することが望ましい。視聴者のメッセージ理解を助けてあげるようにする。また、口頭では伝えなかったこと、画面上では何が起きているかわからないもの(e.g. 関連情報やショートカットストロークなど)をタイトルでつけるとなお良い。ただし、これをすると編集時間が長引く。

  7. メッセージ(結論の要約)
  8. 動画の最後には、要約を行う。ただし、説明がくどくなり過ぎてもダメなので、メッセージのエッセンスのみを伝えるようにしよう。関連知識も合わせて、口頭で伝えるなどするのも視聴者の満足度をあげる要因となる。

3.機材セッティング

正直にいって、機材にこだわる必要はない。あなたは、Facebookのタイムラインに流れてくる猫か犬の動画をまじまじと見続けたことはないだろうか。たいていの場合、これらの動画は決していい画質ではない。しかし見てしまうのだ。逆に、地デジ放送になったテレビ番組をあなたはいつも見ているだろうか。大切なのは、映像のキレイさではない。コンテンツそのものが持つ力だ。画質のクオリティは付属的な要素にすぎない。お手持ちのスマホで取れるもので十分である。

それでも、撮影機器(カメラ、三脚、レフ板、LEDライト等)にこだわりたい方も多いはずだ。おさとエクセルの制作においても、撮影機器にもある程度の投資を続けてきた。これらはアルバイトでためたお金をもとに揃えたものである。撮影機材にこだわりを持ち始めた際には、ぜひ参考にしていただきたい。今回は、2017年7月時点での撮影に用いているカメラとSDカードをご紹介したい。Canon G7Xは、サムネイル写真の素材撮影はもちろん、動画の撮影にも長けたコンパクトデジイチだ。何よりもコンパクトで持ち運びが容易なのがいいところ。海外の有名ユーチューバーの動画にもよく使われている機材である。投資価値のあるカメラだと言える。

SDカードは動画の撮影時間が長引いても大丈夫なように32GB以上のSDカードを持つことをオススメする。こまめにデータを外付けHDDに移動させる人は16GBでも可。ただし、転送速度は動画編集を行う人にとって肝となるため、できる限り最高スペックのものを買うようにしよう。

4.収録・撮影

動画の収録において、気をつけるべきことは山ほどある。今回はその中でも特に重要な5つを紹介する。

  1. カメラ目線かどうか
  2. レンズに自分の目線を送り続けることが大切。よくあるのは、レンズ横に反転させた液晶モニターをチェックしながら話してしまうことだ。こうすると動画を見ている人は、自分に話しかけられていないのではないかと違和感を感じる。プレゼンにおいてもアイコンタクトが重要と言われるように、収録時もこれに気をつけていきたい。

  3. 笑っているかどうか
  4. YouTubeの視聴者は、余暇を楽しむために動画を視聴する人々が多い。また、ノウハウ系の学習コンテンツを見るにしても、無表情で冷たい印象をうける動画よりも、笑っていて明るく教えてくれる動画の方が気持ちがラクになる。

  5. 声を大きくして話しているか
  6. すぐに消される動画に共通するのが、音質の悪さである。人気が出ているYouTuberで音質の悪い動画をアップロードする人は誰もいない。まずは画質よりも音質を大切にしよう。もちろん編集ソフトを用いて、声のボリュームを大きくすることもできるが、ホワイトノイズ(サーっというノイズ)も同時に大きくなってしまうので極力避けたい(ホワイトノイズはAdobe Auditionなどの音声ソフトを用いて消すことはできる)。しかしまずは、声のボリュームをあげて撮影しよう。

  7. ワンカット撮影ができるか
  8. ワンカット撮影は非常に効率のいい撮影方法だ。なぜなら編集に時間をかけなくて済むようになるからである。カットをするのは簡単だが、細かいエフェクトを調整する時など、余計な手間がかかるようになる。できるだけワンカット撮影を心がけよう。それでもカットしたい場面がある場合は、収録を止めるのではなく、編集時にカットポイントが分かる合図を入れるとよい。私の場合は自分で手を叩いて、編集ポイントを作ってから話を再開する。

  9. ライティング(照明)は適切かどうか
  10. ライティングの技術は、動画全体の印象を左右する。ライティングの機材を持ち合わせている人は、YouTube Creater Academy – 効果的な照明を見るとわかりやすい。まだライティング機材は持っていなく、カメラしか持っていないという方は、ワンランク上のポートレート・人物写真を綺麗に撮影するコツ・テク12選を見て、カメラ設定を使った明るさの調節を覚えるとよい。

ユーチューバーはひとり部屋で撮影することが多くなるため、専用の三脚を持っておくと何かと便利である。先ほど紹介したカメラにはゴリラポッドのようなコンパクト三脚がベストだ。デスクに置いてコーヒー片手に撮影が可能だ。ぜひ用意しておきたい。

5.データバックアップ・保存

撮影した動画は、適切な名前をつけて外付けHDDへバックアップを取る。名前のつけ方としては、動画の編集番号を半角英数で入力し、ショートカットでファイルにたどりつけるようにする。例えば、ファイルの階層を「1_おさとエクセル > 1_動画編集素材 > 36_substitute」とした場合、マウスでクリックすることなく「1→1→36」と入力すれば、目的のファイルにたどりつける。この方法を知っているだけで、大幅な時間短縮につながる。

できることなら、外付けHDDは二つ用意したい。万が一、一方のHDDが壊れたときのことを考えると必ず用意したいものである。データ資産管理は適切に行おう。セキュリティ設定をかけることもお忘れなく。なお、私が用いている外付けHDDは持ち運びに便利なポータブル型だ。外出先での動画編集などにも軽く持ち運びできる上、転送速度も速くとても満足している。1.0TBと容量が大きくデザインもシンプルで素敵なため、特にイチオシだ。

6.サムネイル作成

動画の編集に移る前に、もうひとつやるべきことがある。それがサムネイルの作成だ。サムネイルは、YouTube上に表示される自分のコンテンツの視認性を高め、クリック率をあげるための重要なファクターとなる。クリック率が高いサムネイルの特徴としては、大きな見出し(テキスト)と人物の顔(画像)の組み合わせがいいとされている。有名YouTuberのサムネイルを眺めて、どれがクリックしたくなるサムネイルかを研究しよう。ただし、あからさまな釣りサムネイルを作ることは避けたい。コンテンツの内容に即した表現にとどめること。また著名人などの写真を勝手に用いることは、肖像権や著作権を侵害することにつながる。自分で撮った写真を使うようにしていれば問題ない。

なお、フリーで利用できる写真素材なども存在する。これらを適切に活用して、健全なチャンネル運営を心がけよう。フリー素材の詳細は、これが全部無料なの?フリー写真素材サイトまとめ14選を参考のこと。

7.編集

編集は、最後の仕上げである。今回は、動画編集をしたことのない人にとって必ずぶち当たる2つの障壁を整理していく。一つ目の障壁は、どんな編集ソフトを使ってどのように編集作業を進めていけばいいのかそもそも分からないという点である。二つ目は、シーケンスやレンダリング、エンコードといった聞きなれない横文字が大量に出てきて、解説書を読んでも意味が分からないという障壁である。

編集ソフトについて。もっとも大事なソフトは、サムネイル作成のためのフォトショップと、動画編集のためのプレミアプロだ。エレメンツバージョンは一部機能制限はあるものの、それでも十分すぎるほど優れた編集ソフトである。

さらに、音質を調整するオーディションや、映像効果をつけるアフターエフェクト。これらのソフトを使いこなしたい学生の方には、クリエイティブクラウド学生版をおすすめする。月々1,980円で、Adobe社の最新ソフトがすべて使い放題だ。おさとエクセルの制作スタッフに関わる学生メンバーは、こちらを利用してもらっている。

社会人の方で、とりあえずAdobe製品を試してみたい方にも、上記のクリエイティブクラウドという製品をオススメする。月額使用料を払って最新のAdobe製品がすべて使いたい放題のプランである。月々4,980円。学生料金に比べればもちろん高いが、それでも十分すぎるほどコスパは良い。

なお、必ずしも上位ソフトを買う必要はない。Windowsユーザであれば、ムービーメーカー。Macユーザーであれば、iMovie。これらのソフトを使っても動画編集はできる。これらの編集ソフトを用いて、次のような流れで実際の編集を進めることになる。

  1. 素材の読み込み
  2. 外付けHDDをパソコンに接続し、編集ソフトの画面から素材の読み込みを行う。ファイルが保存されているリンク先をたどって読み込みが行われるため、元ファイルにたどり着くパスの名称を一部でも変更してしまうと適切に読み込みが行われない。読み込み後は、元ファイルの名前などを変えないようにしよう。

  3. 読み込んだ素材のカットと配置
  4. 実際の動画で使いたい部分にイン点とアウト点を設定する。これをすることでカット編集をすることができる。カットされたクリップ(ひとつひとつの動画)をドラッグアンドドロップでシーケンス(使いたい動画をつなげていくために用意された箱)に並べる。つまりシーケンスは、クリップの連続体である。

  5. タイトル(字幕)の追加
  6. 動画内にタイトルをつけることも重要だ。音を出すことができない環境で動画を視聴する人々のために、字幕をつけることを考えよう。また、話のサポートとなる字幕をつけることで、視聴者をあきさせない動画づくりが可能となる。編集ソフト内でもタイトルを作ることができる。つくったタイトルを、シーケンスに並べて連動させる。

  7. エフェクト効果の設定
  8. 視覚的な効果や、聴覚的な効果をつけることができる。エフェクトをかけたいクリップを選択して、編集ソフト内に含まれるエフェクトを適用する。他の方の動画を見て、どのようなエフェクトが自分の動画にふさわしいか、試行錯誤してみるとよい。

  9. レンダリング
  10. レンダリングをすることでデータが綺麗に圧縮され、編集ソフト内でスムーズに動画再生をすることが可能になる。またエンコードをする前にも必ずレンダリングをするようにしよう。すると、エンコードにかかる時間が短縮され、一本あたりの編集時間コストを大幅に減らせる。

  11. エンコード
  12. 作成した動画のデータ書き出し作業のことである。これを適切に行わないと、せっかくつくった動画も適切にYouTubeへアップロードすることができない。今回ご紹介した機材を用いてAdobe Premiere Proからエンコードを行う場合は、形式をH.264、プリセットをYouTube HD1080p 29.97に設定すると上手に書き出しができる。これはお手持ちの機材で撮った動画のフレームレートや画質を確認した上で、最適な設定を選ぶ必要があるので要勉強。

8.アップロードスケジューリングとSEO対策

YouTubeへのアップロード方法の詳細は、YouTubeにPCから動画をアップロードする方法_YouTube入門(0)を参照されたい。ここでは、アップロードする際のスケジューリングとSEO対策について記す。

動画アップロードは、定期的かつ継続的に行うようにしよう。理由としては、動画の更新が何週間もあいてしまうと、非アクティブなチャンネルであると視聴者にみなされてしまうからだ。世の中の人は常に新しい情報を求めている。さらにより大切なことは、YouTubeチャンネルはひとつの「コミュニティ」であるという視点である。更新間隔が開くことは、コミュニティの主が不在になることを指し、視聴者にとってのベネフィットを大きく毀損してしまう。視聴者と双方向に意見交換ができるコミュニティの活性化レベルは、視聴者がチャンネル登録をする大きなモチベーションになることをお忘れなく。

アップロード時にすべきこととしてもう一つ大切なのは、YouTube SEOである。検索ワードから自分の動画に入ってくる人の取りこぼしがないよう、適切なキーワードとディスクリプションを入力する。動画に関連するキーワードと内容をきちんと記述すること。小手先のSEOが通用しなくなった今の時代には、これらの地道な作業を行える根気が必要となる。

9.ソーシャルシェアと視聴者コミュニケーション

最後に忘れてはならないのが、SNSを用いた視聴者とのコミュニーションである。ソーシャルシェアの反応は、コンテンツの質に比例する。長い目で見て、良質なコンテンツを提供していることが相手に伝われば、それまで反応のなかったユーザーも、いいねやコメントを寄せるようになる。マーケティング予算を組めないうちは、とにかく良質なコンテンツをつくって定期的にアップロードし、ソーシャルシェアを繰り返すのが大切だ。

YouTube上での視聴者コミュニケーションに関して、二つ大切なことがある。ひとつは、YouTube動画をアップしてから24時間以内にコメントをくれるユーザーは、ロイヤルカスタマーであるという点だ。彼らが寄せるフィードバックに対して、できるだけ早めに真摯に返事をするよう心がけたい。もう一つは、コメント欄の活性化レベルが、YouTubeにおけるSEOに直結するという点である。視聴時間の最大化と合わせて、コメント欄におけるコミュニティ育成も大切なSEO対策だ。

まとめ

今回は、動画を作る制作フローに沿ってコンテンツ作成の注意点を概観してきた。これらを実践して動画をアップロードすると、視聴者の行動データが蓄積される。すると、どの人がどの動画に興味をもって視聴しているのかが把握できるようになる。これらのデータをもとに、ネクストアクションを仕掛けたい。チャンネルを成長させる上でもっとも大切なことは「誰にどんな価値を届けるか」を常に考え続けることである。YouTubeという媒体の特徴をしっかり見極めた上で、どの層にフォーカスしたコンテンツを作っていくのか、データとともに仮説検証をくり返そう。

最後に、本記事が少しでもあなたにとって役に立ったのであれば、ツイッターなどでシェアしてもらえると嬉しい。より多くのクリエイターが生まれ、より良いコンテンツが世の中に出てくる手助けになれば最高だ。


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