富士山を利用したビジネスモデルってどんなのあるのかなーって登りながら考えてたので、初日の夜、3,400mの山小屋でツイッターにまとめてました。ひとつおもしろいビジネスが見つかったのでご紹介。
富士山の焼印ビジネスがおもしろい!
富士山のビジネスモデルまとめ。機材レンタル、ツアーガイド、富士山プレミアム付き食事と土産、温泉、登山道中休憩所、ストック焼印、トイレ、馬車。実際にCの人がお金払ってるのはこのあたりかなー。個人的におもしろいと思ったのはストック焼印ビジネス。これ利益率いいよね。棒焼くだけ。
— OSA(おさ) (@osatry) 2016年9月5日
そう、焼印ビジネスがおもしろいんです。富士山登る前に、1,000円くらいする木の棒を買って、山登りスタート!6合目とか7合目とかの各通過ポイント毎に、「そこにしかない」かつ「2016年限定」の焼印が約300円でゲットできるのです。これすごくエッジが効いてるビジネスモデルじゃないですか?棒に焼印おされて喜ぶのなんて富士山登山者くらいしかいませんからね。下界でやったらただのゴミです。押してる人でおそらく30個くらいひとつの棒に押してたので、それだけで約10,000円。原価はほぼゼロでしょうからまるまる利益ですね。富士山のリピーターの中にはそれを何本も記念にキープしている人がいるのでLTVはもうちょい高め。
写真まんなかに写ってるのが例の焼印棒。富士山でしか売ってません。アマゾンでも買えません。
棒に焼印、登るとき邪魔でしょ・・
これ、登るときじゃまじゃね?って思ってるそこのあなた。まさにご名答・・たしかに富士山は急な岩場も多い!そう、大きいとじゃまなんですよね・・。でも大丈夫。「補助としてのストックはいらないけど、焼印が欲しい!」という方のために、30~40cmくらいのミニ棒も売っています。だいたいみんなリュックのサイドに刺して、チェックポイント毎にスタンプをもらうって感じですね。
また来たい、観光ビジネスのキモを抑えてます。
このビジネスおもしろいなって思ったのにはいくつか理由がありまして。なんといっても、自分の挑戦のあしあとが形に残るってのが、にくいね富士山。汗かいて涙を共にした仲間が一生の友達になるように、汗かいて富士山を共にした棒が、かけがえのない思い出に変わるわけですね。しかも友達を家に招いたときなんかに「えっ、何これ?焼印?いいねー!私も富士山登ってみたい!」なんて会話が繰り広げられるわけですよ。はい、リピーターゲット。ここまで考えられていて、しかも利益率がいい。こんなビジネスモデルはなかなかありません。勉強になります。
その他のビジネスツイート@富士山
「富士山に行ってきました!」土産。外パッケージに加えて、中パッケージにもメッセージあると社内で配りやすい。どこ行ってきたの?を説明しなくて済むのが何より。富士山みたいなグループツアーの集客モデルはこーゆーのが大事。「日本一のエクセルセミナー行ってきました!」土産あってもいいよね。
— OSA(おさ) (@osatry) 2016年9月5日
購買行動として面白かったのは、御利益ありそうな富士山で、お土産に宝くじを買うってこと。確かになんかあたりそう。
— OSA(おさ) (@osatry) 2016年9月5日
ぼくが嫁さんに土産として買ったのは富士山のフォトレターセット20枚660円。アメリカにいた時から北九州のおばあちゃんとよく文通してて。富士山は人の心をつかみますからか。強し、ふじやま!
— OSA(おさ) (@osatry) 2016年9月5日
富士山8合目(3,400m)山小屋「江戸屋」からの実況中継!でも書きましたが、2016年はすでに富士山閉山しております。焼印棒をゲットしたい人は、また来年7月〜9月の間にチャレンジしてみてくださいね!頑張った後にはこんな景色も待ってますよ。
富士山登ったことある人で、こんなモデルもあったよ的なのあれば、ぜひぜひお聞かせくださいな。